昔の明細書も出てきたので、当方の場合の話を。ゲーム系は大体6~7%、一般書籍は10%ぐらい。最低保証部数があり、その部数は必ず印税が発生。それ以上は印刷・納品された部数全部じゃなくて、そこから返品分が引かれ、既払分と勘案して差引額が一定期間毎に支払われる仕組み。今ではどうだろうか。 pic.twitter.com/xXeSUogmU8
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 9, 2019
定期的に話に上る本の印税の話。当方も何度か口出しをしているけど、先日の掃除の中で実物の印税証明書が出てきたので、それを披露しながら......とはいえ、色々とアレな部分は隠してあるので少々分かりにくくなっているけど。
出版社や対象物によっても違いはあるけど、一般的にゲームの解説本の類は6~7%、普通の創作系書籍の場合は10%が印税率。そして最初に保証部数ってのが設定されて、その部数分は売れようが売れまいが必ず印税は発生する。いわば原稿料のような形になっている。
そして初売りから一定期間ごとに、どれだけ売れているのかを計算し、その部数にのっとって印税が定期的に支払われる仕組みとなっている。保証部数分の印税が振り込まれたら、あとは保証部数分を超えた分しか印税は発生しない(当然)。ただし、問屋への納品部数がそのまま印税対象となるのではなく、そこから逐次返品部分が引かれている。だから返品がやたらと多いと、その期の印税がマイナスになるってこともある......けどそういう時は次期まで計算がホールドされて支払われないまでの話となる。
だからロングランセラーな本を出すことができれば、この類の明細が定期的に投函され、口座が豊かになるという次第。
もっともこれは結構昔の話のもので、しかも紙媒体のもの。今では保証部数の仕組みがあるかどうかは分からないし、電子ならばもっとスマートなものになっているはず。何しろ返本なんてのは無いのだからね。
まぁ、こういうものを見ていると、またこの類のものがいただけるようなものを書くのもありかもしれないなあ、とちょっとだけ思ったりもする。
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