取材商法はいまだに

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当方も前職でこの類の話を何度も聞かされて、その時に何か変な話だなと調べて「取材商法」というフレーズとその具体的な構図を知ったわけなんだけど、こういう商法はいまだに存在するようだ。これの類似系が、望みのお話を担当の漫画家に描かせますよというもので、社歴とか社長の立志伝とかでよく見かけるアレだったりする。

自営業を営んでいる人ならこういう取材を受けて記事になれば、印刷物に自分の話が載ることになるから広報素材として利用できるし、知らない人にはドヤ顔で自慢できるので、それなりに効果はある......のだけど、ネットが普及した今ではその価値はどれほどか。電話帳の広告よりも効果は無い気がする。

けれど出版業者にとっては自分のリソースを使える美味しいビジネスとして認識され続けているのだろう。だからこそこういう話は絶えないわけで。

インタビュワーには一線を退いた、それなりに有名な人が使われることが多い。スポーツ関係とかタレントとか。名前を出されると、ああ知ってる、でも今は何やってるんだっけ、というレベルの人。

ぶっちゃけた話、こういう仕組みでフレーズも出来ているぐらいだから、多くの人が痛い目にあっている。仕組みを理解した上で自分にメリットがあると判断したら利用してもいいけど、よく分からずに使うのはどうかと思うのだな。

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このページは、不破雷蔵が2019年11月15日 07:18に書いた記事です。

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