「トースターは、1971年の時点では、65%と2人以上世帯の3分の2の世帯が保有していた。 1990年までは普及が進み90%に達したが、以降はやや減少に転じ、2005年では81%の保有」 https://t.co/YBd4I1B3Tc pic.twitter.com/1URyWmsgYD
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 17, 2019
普及率っていうと家計調査だけど、実のところトースターは家計調査においては単独項目では存在せず、その他の調理用家電商品的な感じで包括されているため、経年推移的なものは取得できない。電機メーカーの調査データには似たような話のはあるけど、大体が直近年だけだったりする。
それでも何とか色々とさぐって、中央調査社のレポートでそれっぽいデータを確認。ただ、データそのものがRAWデータとして公開されているのではなく、グラフが掲載されているのみ。やはり公的データがほしいよなあ。
今件の限りでは、トースターはすでに1971年の時点で65%の世帯に普及していたとの事。一般世帯とあるので、恐らく二人以上世帯のことだろう。ところが1990年にピークの90%を達したあとは、漸減しているとの事。別の調査機関の調査結果だと直近では60-70%ぐらいの値が出ている。
結局これって、電子レンジが普及しちゃったので、パンなどを焼くことしかできないトースターはお払い箱になっている、新規の世帯ではそもそも選択肢として考えられていないってことなんだろうな。グラフにあるジューサー・ミキサーは需要そのものの減少、ホットプレートもトースター同様に電子レンジに取って代わられたのと、少人数世帯が影響しているのだろう。
なぜこんな話をしているかというと、以前紹介をした1970年代の家計簿に掲載されていたレシピ群をふと思い出し、当時から電子レンジはともかくとしてホットプレートとかトースターは調理機器として勘案されていたのかな、という疑問が生じたから。普及していない機器を使って料理を云々ってのは、家計簿のオマケコンテンツとしてはあまり適していないからね。
...ああ、このトースターって今主流のオーブントースター以外に、昔の主流だった、本当に食パンしか焼けないタイプのトースターも混ざっているのかな。だとしたらちょっとやっかいだ。
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