数か月前の報道をあたかも最新情報のように報じ直す共同通信

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先日ツイッターのタイムライン上に上がって来た、空母加賀発見のニュース。すわ大事件と思いきや、そういや先月同じような話が無かったっけと調べてみたら、やはり10月19日に各紙が伝えている。改めて共同通信の記事をたどると、11月24日付で報じたニュースの先にある「続きを読む」のリンク先は、10月19日付配信のニュース。

要は、10月19日付で配信されたニュースをそのまま、11月24日に新たなニュースであるかのように伝え、詳細は10月19日付の記事のままな次第。詐欺というかページビュー稼ぎというか、インチキというか。


このおかしな現象ですら既視感があったので、共同通信のツイッターアカウントをたどり、ふと思い立った「画像がサムネイルで出るタイプの記事」に限って確認したところ、少なくとも3件ほど同様のパターンが発見された。

共通点はいくつかあるけど、「ツイッターで配信するとサムネイルの写真が出る。しかも結構インパクトのある写真」「政治や経済のニュースではない、直接かかわらない」「記事タイトルやコピーに日付などが入らない」といった感じ。しかもサムネイルの写真付き記事すべてがってわけじゃないんだよね。

一時はシステム上の不具合の結果かとも思ったけど、それなら公式ツイッターのアップされたものからたどれるヘッドライン的な記事がわざわざ書かれるのもおかしな話だし、サムネイルの写真付き記事がすべて同じようなパターンで発生しているわけでもない。意図的にインパクトのありそうな、ツイッターなどからアクセスを誘導できそうな記事を、月日を偽造して焼き直しして配信していると考えた方が道理は通る。

仮にも通信社がこういうことをしてもいいのだろうか。全世界は知らんと欲す。

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このページは、不破雷蔵が2019年11月25日 06:59に書いた記事です。

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