これ実は事情があって、昔の残業というのはクソ効率が悪くて、なにか待ってたり何かと時間がかかるものが多くて、効率が悪かった。今の仕事は基本的に当時とは相対的にクソ効率が良いので、昔とは比べられるものではない。今の仕事で昔の残業の仕方したら、この爺さん達もヤバイって言うかと。 https://t.co/TegE254QwI
— Rock_On (@mikan1250fa) November 26, 2019
「電話を待つだけの仕事」とか「物を渡しに行くだけの仕事」とか山のようにあった時代。
— ろくせいらせん (@dddrill) November 26, 2019
今の日本の社会問題を形成する要素の一つとして例示できるこのお話。要は「今の若いものは」問題。自分の経験をそのまま今の若年層に当てはめて、同じような事が出来ないからダメだ、同じような事をやれと強要するという考え方。
いくつかの原因があって(報道などにおける偏向問題は別として)、一つが生存者バイアス。そういう辛い環境に耐えられた人だけが今生き残っているわけで、そういう人達が声高に今の高齢層の代表として意見をしていたら、こういう話が出てきてもおかしくはない。
そしてもう一つは指摘されている通り、内容の質が違うからそのまま比較はできないというもの。あくまでも語られているのは残業の時間の長さだけであり、仕事の重度については観点に上がっていない。世の中色々と機械化、IT化され、合理化が進み、圧縮される形となったので、時間という基準だけで比較しても何の意味もない。100年前の100円と今の100円をそのまま比較するとか、ハードディスクの容量について20年前と今の基準をそのまま比較するようなもの。
だから昔の70~100時間ぐらいの残業ってのは、下手をすると今の7~10時間ぐらいに該当するぐらいの圧縮がされているので、単純に時間が長いからスゴイってわけでは無いのだよね。......というか、ちゃんと現場の実情に耳を傾けていれば、こんな単純な時間だけでの比較など何の意味もないってのは、すぐに理解はできるはずなのだけどな。
コメントする