お気持ちマフィアが悪しき理由

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最近特によく目立つ......というか概念化出来た上で考え直すと、そういうものって結構多いのでは、よく使われているのではというのがお気持ちマフィア。世間一般にはむしろお気持ちヤクザの方が通りはいいけど、ヤクザというフレーズがあまりにもセンシティブなもので、当方はマフィアを使っている。徒党を組んで行動することが多いから、むしろマフィアの方がいいと思うのだよね。

で、お気持ちマフィアの問題点、悪いものであるという理由は引用したツイートの通り。「気持ち」ってのは本来自分自身の想いではあるけど、それを他人が推し量り、その上で対処をするっていう流れの使い方をすべきもの。他人の気持ちをよく考えてとか、この時この人はどう思ったのでしょうという読書の授業でよく質問されるように、他人の気持ちを正しく読み取り、その上で判断をするってのは大切なことに違いない。

けれどお気持ちマフィアな行為ってのは、思う人本人が、あるいはそれを勝手に利用した人が、その気持ちを武器にして第三者を殴っていることに他ならない。それって話が違うし、第一気持ちは誰にも指標化できず確認ができないので、いくらでも好き勝手が可能となってしまう。それは単なるワガママの正当化の手法でしかない。

以前解説した「お客様は神様です」の誤用とまったく同じ。お気持ちマフィアの所業って、客側が「神様だから言うことを聞け」と主張するのが間違いなのと同じなんだよね。

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このページは、不破雷蔵が2019年12月 4日 07:22に書いた記事です。

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