お嬢様言葉ってのはただ語尾を変えただけじゃダメなんだ。偏った語彙と刻み込まれた倫理観で"ソレ"を表現しようとして生まれる迂遠な表現が大切なんだ。
— 渡辺さん (@wiwawiwiwowe) December 12, 2019
「ぶっ殺してやりますわ」じゃなくて「お墓のご準備をまだなされてなかったらごめんなさい」が欲しいんだ。
「死神」→宗教観によりますがお嬢様にそんな殺伐とした死生観を植え付けるお父様お母様がいらっしゃるのでしょうかいやいるわけがありませんお嬢様ですから。「死ね!」も忌み言葉なので言い換えを。また声を荒げるのもはしたないので「!」はおすすめできません。
— 渡辺さん (@wiwawiwiwowe) December 12, 2019
最近転生物のネタとしてお嬢様が出てくることが多くなったせいか、お嬢様言葉をよく見かけるようになったのも事実......ではあるのだけど、指摘されている通りなんか中途半端なものが多いのも否定できない。読者に読みやすく、分かりやすくするための符丁的フレーズが連呼されていて、それ以外は普通の町娘と何ら変わりはないじゃん、的な。それでいいってのならそれもまた作品の味ではあるけど、どうも醒めてしまうのも否定できない。
どの道お嬢様言葉を使うのなら、指摘されているように、とことんこだわってほしいし、そのこだわり自身が作品の味になるような気がするのだけど。面倒くさいけど、やる価値のある努力だと思う。
お嬢さまことば速修講座 改訂版 (日本語) 単行本(ソフトカバー) - 2017/6/22
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) December 12, 2019
https://t.co/Xk80HCojOW これが必要な気がした。 pic.twitter.com/gxzN7iN7YK
お嬢様言葉を習得するならってことで、色々と参考書も挙げられていたけど、気になったのはこれ。改訂版ってことで新しい版の方だし、コピーの「本書で、お嬢さまことばを遊ぶうち、あなたは、ほんとうのお嬢さまになってしまうかもしれない」というセンスにも惚れた。
ただ個人的にはお嬢様言葉を習得すると、イギリス紳士言葉も自動習得されていそうな気がするんだよね。情緒的な言い回しというかレトリックな表現って、そんな感じだし。
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