デマをデマと指摘することが「ファクト・ハラスメント」などというツイートを見て絶句。話題のイスラム教関係のデマだけてはなく、原発関係のデマさえ指摘できなくなるじゃないか...。風評被害をいつまでも打ち消せなくなってしまう。
— 眠る羊 (@sleep_sheep2010) December 19, 2019
似たような話は震災以降のデマ、特に放射線関連で見聞きするようになった気がするけど、このように「ファクト・ハラスメント」という造語が作られているとは認識していなかった。要は事実でデマを否定する行為はハラスメントに当たるからすべきではないというもので、脳内にお前は何を言ってるんだの残響音がこだまする状態になってしまった。自分がデマを語っているのが判明すると可哀想だから、デマを流す側のお気持ちを害するから、ファクトで否定するのはよくないという...いや、これ、真面目に説明しようとしたけど、どこをどうやっても論理的に破綻している。
「ファクトハラスメント」って結局「統計坊や」とか「お気持ちマフィア」と同じ系列なのだろうなあ、という気がする。自分のお気持ちを否定するものは、それが事実であったとしても、感情論という無敵アイテムでぶん殴る、それを肯定する手段として創作したお言葉。世も末でしかない。
すこし前に「論破」という表現が流行って、その揺り返しや、論点ずらしての自己防衛の手段としての表現かな?
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) December 19, 2019
正面から対応しないことで、受けるダメージを避けるテクニックとか。https://t.co/SaCuBmkhkD
フェイクを正当化するための手法だとか、論点ずらしの自己防衛という指摘もある。いずれにせよ、お気持ちを前面に出して事実をないがしろにした時点で、その人はまともな話ができる存在ではないと判断した方が良い。何をされるか分かったものでは無いからね。
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