【不破雷蔵さんのコメント】過去の値は次の通り(人)。 1995年 22445 2000年 31957 ... ▼昨年自殺者、2万人割る 統計開始以来初、速報値 厚労省 https://t.co/27dShf7WoI
— 140gnews (@140gnews) January 17, 2020
実のところこの類の話はたまたまきりの良い値が観測されたまでの話で、割り込んだとか突破したこと自体には深い意味は無い。単にその方がインパクトがあってニュースのネタとしては美味しいからであり、要は美味しいエサでしかないってこと。似たような話としては先日の出生数とか子供の視力の話が良い例。
むしろここ十年ほどは自殺者数、自殺者率双方とも減少している過程にあるって実情の方が注目すべき内容に違いない。単純に自殺者数だけが減っているのなら総人口が減っていることで連動して減るパターンもあるけど、実情は自殺者率も減っている。コメントで指摘されているような陰謀論の類も無い。交通事故死者数も減っているし、事故発生から30日、さらには1年以内の死亡者数も減っている。
殺傷行動への意欲が外に向かうと他死、自分に向かうと自死。その違いでしかないと当方は思っている。白書にも時々その類の話を想起させる分析があるんだけど、他死が多い国では自死は少なくなる傾向があるんだよね。自死する余裕がないほど他死させられてしまうってのもあるのかもしれないけど。
ともあれ、少なくとも自殺者数が減っていることは悪い話ではないに違いない。
コメントする