そろそろ人間は「現実世界にNPCは居ない」ってことに気づかないといけないの。医師も介護士も保育士も教師も店員も駅員も清掃員も、みんな(遺伝的な)父母から産まれて育成されて大人になり、疲れるしお腹も空くしお給料もらえないと生活できないの。それを忘れたからこうなったんだよね。
— ぐたっくま (@Fraw_DMC) January 20, 2020
働いてくれる人材にしろ、客のお財布の中身にしろ、無から湧いてくるもんじゃないんだよなぁ...。
— ぐたっくま (@Fraw_DMC) January 21, 2020
RPGでは街中の人込みは皆が皆NPCで、どれほどプレイヤーが理不尽な行為をしてもにこやかに応対してくれるし、決められたサービスを絶え間なく同じ品質で提供してくれる。リアル化を目指して品切れとか偏屈なリアクションをせせたりすると、プレイヤーから文句が来ることもしばしば。
けれどこのような状況はゲームの世界の中だからこその話であり、現実世界にはNPCなどいないし街中のサービスは黙っていても永劫的に同じ品質を維持してくれるわけじゃない。誰かが意思を持った上で応対し整備しなければ、現状維持すら難しい。
インフラ系をはじめとした社会を支える存在を、ゲーム感覚でシステム的なものとしてとらえ、神が与えた恩恵で人は関与していない的なイメージで見ていると、扱いが雑になる。図書館の本を自分のものではないからと雑に扱う、そんな感じかな、と。
いやあるいはその類のは、「自分一人が狼藉を働いたところで影響は生じないだろう」「自分のものじゃないから乱雑に扱っても損はしない」という複合技による結果なのかもしれない。そうだとしたら、単にNPC扱いをしているよりもたちが悪いのだけどね。
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