歴史雑誌だと諸事情で出典を書けないことがあります。なるべく書くようにしてるけれど、ゲラを見ると削られていたり。どうにか工夫しないとなぁ。https://t.co/86cHc0age1
— 大山 格 (@itaru_ohyama) January 6, 2020
私が商業・同人問わず可能な限り参考文献を記すようにしているのは、まさにこれ。その論文を書いた方へのせめてものリスペクトであり、またその参考文献を読者が読むことで新たな切り口を見つけてくれることを期待してのことですね >RT
— 有馬桓次郎@19日大阪こみトレ4号館セ34b (@aruma_kanjiro) January 6, 2020
書籍などの巻末にずらりと並ぶ参考文献の類。何を頼りにしたのか、どこからの出典なのかが分かるようになっており、なるほど感を覚えたり、自分で色々と何かやる時の参考にしたり、話の内容をさらに詳しく知りたい時のヒントとすることができる、大切な項目。また、これだけの資料を使いましたよという、その作品の裏付けというか底支え的な役割も果たす。そしてもちろんリスペクトしてますよという宣言。
しかしながら指摘されているように、書き手自身や出版社側の思惑でそれが部分的に消されたりまったく無いものとして処理されてしまうことがあるらしい。
書き手の中には出典を書くとオリジナリティが無いと批判されると思っているかもしれないし、資料頼りで自分の能力に欠けていると思われるのがイヤだとする人もいるかもしれない。出版社側にしても他社の文献がずらりと並ぶことに気分を良くしないこともあるだろうし、あるいは出典を書くとその社や筆者に献本をしたり、さらには資料代を請求されるという懸念を持つかもしれない。ネガティブな意味合いで使われているとなれば、怒られてしまうかも。
ただそれでも、個人的には出典は極力書くべきだと思う。出典はそのままその作品の価値を高める存在になるに違いないから。
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