【不破雷蔵さんのコメント】アサヒビールのビール類年間出荷数量は次の通り(万箱)。 2012年 1642... ▼アサヒビール販売数量非公表化に「自分勝手」「逃げ得」と非難集中 https://t.co/6l64VIN1rl
— 140gnews (@140gnews) January 10, 2020
厳密な形でのビール業界のシェア動向ってのは分からなくて、各社が自主的に発表している販売本数と、国税庁などによる全体の本数を基に、民間の調査会社などが計算をしている次第。
他方、ビールの販売本数はどんどこ減っていて、ぶっちゃけ不況状態にある。例のストロング系が流行っているし、若年層はさほどビールを飲まなくなってしまったし。
で、そのような中でアサヒビールが来年から本数のカウントやーめた、今後は金額でドヤるよとしたものだから、他の大手からは聞いてないよのブーイング。これではビールの本数シェアの観点での競争ができなくなる。記事にあるように、勝ち逃げ、負けそうになったからドロンって思われても仕方が無い。
消費者にとってあまり意味のあるものでは無い、数量での勘案そのものが間違いだったってのは正論で、その通りではあるのだけど、ではなぜこのタイミングでってことになると説明ができなくなる。ぶっちゃけるとアサヒビール以外の大手は今後、「公開本数では日本ナンバーワン」的なことを語ってしまえばいいまでの話ではあるんだけどね。
これまで提示してきた自社の値を情報公開そのものがネガティブな影響となりうるタイミングで非公開にする。実のところは大手でも結構やっていたりする。ミクシィのmixiに関するアクセス関連の値とか、ツイッターでの各種指標とか、そして携帯大手の月次契約数とかMNPとかね。特に携帯大手の場合は、ソフトバンクによるiphone独占状態が崩れて契約数の上での増加数トップが取れなくなりそうになったので、それじゃやーめたって言い出したのがトリガーだったし。
まぁ、この類の話はネガティブな影響は確実にあるし、むしろネガティブな状況にあるからそういう施策を取るのだなという観測をされてしまう。つまりはそういうことなのだろう。
コメントする