訪日客総数は増えたけど韓国はダイナミック減

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2019年に日本を訪れた外国人旅行者は前年に比べて2・2%多い3188万人だった。赤羽一嘉国土交通相が10日の閣議後会見で推計値を明らかにした。13年から7年連続で最多を更新したが、日韓関係の悪化の影響で、韓国人客が昨年後半から急減したことから、伸び幅は18年の前年比8・7%増から大幅に縮小した。

あくまでも推計値でまだ具体的な数字は文面としては出ていないけど、目標値に達しないから叩けるぞ的な形で騒いでいる感じだったので、実数を出して色々と解説したいかな、と。元記事では目標達しないじゃん、韓国への規制遵守してるから悪いんだぞ的な、いつもの朝日新聞の斜め上的な論調で、結局何をいいたいんだという形になってるけど。

日本政府観光局では速報値も合わせ現時点で2019年11月までの訪日外客数が公開されています。記事の参考値として2019年1~11月までの前年同期比を挙げておきます。


総数 3%
韓国 -22%
中国 14%
台湾 3%
香港 2%
タイ 15%
シンガポール 12%
マレーシア 6%
インドネシア 3%
フィリピン 19%
ベトナム 27%
インド 14%
豪州 12%
米国 13%
カナダ 12%
英国 27%
フランス 10%
ドイツ 10%
イタリア 7%
ロシア 26%
スペイン 9%
その他 15%

少なくとも資料の限りでは前年同期比で減少したのは韓国のみです。韓国情勢の特異さが分かる結果となっています。日本に非が無い以上、韓国にかかわる数字の改善は韓国側の姿勢次第。あるいは対外リスクとして受け入れるべきなのかもしれません。


12月で大きな変化が生じているとは思えないので、2019年全体としての前年比も似たような値が出るのだろう。明確な形で落ちているのは韓国だけ。そしてその原因は韓国側にあるのであって、日本に非はない。

韓国からの来日客減少は、いわゆる韓国リスクの体現化ということで受け止めるのが、一番現実的なのだろう。

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このページは、不破雷蔵が2020年1月11日 07:44に書いた記事です。

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