「安物買いの銭失い」と古い服

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結局のところ今の服でも良いものを探していけばいいまでの話だけど、それを見つけるのが難しくなっているという解釈をすればいいのだろうか。安いものがよいという物差しでの商品展開が優先された結果、品質的に優れているものが流通し難くなってしまうという皮肉な状態。

そもそも品質を良くするためには一定のコストが求められるのは当然の話で、そのコストを勘案すればそれなりにお値段が高くなるのも当たり前ではあるのだけどね。安かろう悪かろうであり、安かろうよかろうというものは滅多に見つからない。技術革新でそうなることもあるし、もちろん高くてもダメダメな品質のものもあるのだけど。


この辺りの話って以前記事にした記憶もあるのだけど、調理道具で顕著なんだよね。引越しとか大掃除で調理道具を一通りそろえる必要がある時に、面倒だから、もったいないからと100均で揃えてしまうと、ぱっと見はきれいに揃ったようになって満足できるのだけど、いざ使ってみると使いにくいわすぐに壊れるわ下手をすると使い物にならないわで、数か月も経たずに駄目になってしまうものがわらわら出てくる。結局手間とお金をかけて、それなりにお高めのものを買った方が、長期間使えるし調理で頭をかかえるような事態に陥ることもなくなる。

高いものにはそれなりの意味と価値があるんだよね。それは同時に、使う人自身の手間を省き、効用をもたらす事にもなる次第。一時的な節約を望むのか、中長期的な利便性を得るのか。どちらが賢いだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2020年1月12日 07:57に書いた記事です。

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