報道で数量が出たら割合、割合が出たら数量を調べる必要がある法則

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先日発表されたプレスリリースを基にした毎日新聞...というか元々は共同通信の記事。放出量で兆とか出ると単位の内容がよく分からなくてもヤベェとなるのは人の性だけど、実のところ一次ソースを当たるとむしろ良かったじゃんという内容なのが実情。そもそも成果の部分で「1F事故から約半年間の河川を通じた海洋へのセシウム流出量は、1Fからの直接放出量(3.5千兆Bq)や大気を経由した海洋へのフォールアウト量(7.6千兆Bq)に比べて、2桁程度小さいこと(図4)がわかりました」としっかり書いてあるのに。

意図的に、悪意の上で、不安を持つような表記にしたのか、それとも単に世の中を騒がせれば注目されればそれでよいという意図なのかは分からないけど、これは報道と呼べるものではないという感が強い...というかこういうの多いよな、放射線関連では。そして共同通信は。

指摘されている通り、報道で数量が出て騒いでいたら割合を、割合で騒いでいたら数量を見てみる、計算するのが大事。それを隠して騒ぎネタにしている可能性が高いから。ある意味、確信犯なのだろうな。本来の意味でなのか、昨今浸透している意味でなのかはともかくとして。

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このページは、不破雷蔵が2020年1月19日 07:51に書いた記事です。

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