揚げ物がアウトソージングされる理由

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天ぷらとかコロッケとかって昔の情景だと、専用の鍋でさいばしを使って揚げて、吸い取り紙を敷いておいたトレーの上に並べていくって感じなんだけど。そして天ぷらの場合には揚げ終わった後に天かすを取り出していくとか。これって複数人数分をまとめて作らないとコスト的に割に合わないんだよね。あと手間の観点でも。

だから単身世帯とか、二人以上世帯でも子供がいなかったり一人のみだったりすると、わざわざ自前で揚げるのは時間もコストも余計にかかるので、出来合いのものを買った方が合理的だったりする。

単純にサボっているから、怠けているからじゃなく、コストパフォーマンスの上でも総菜の購入とか冷凍食品の調理の方がプラスとなるんだな、少人数世帯の場合。無論、調理そのものが楽しいというのなら話は別だけど。

中食化の浸透、食のアウトソージングが進んでいるのも、大抵これと同じ。作らねばならない量が小世帯人数化で少なくなっているので、自前で作るよりも必要な材料、さらにはプロセスを購入した方が、結局は安くついてしまう。内食ではスケールメリットを活かせなくなるので、スケールメリットを活かせている中食にした方がよいってわけだ。

無論コンビニやスーパーにおける提供食品の普及浸透とか、冷凍食品などの技術進歩も大きく貢献しているのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2020年1月31日 07:38に書いた記事です。

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