こちらが昨晩の「幻冬舎大学」でお話させていただいた国際機関の「中国化」の典型例です→「疑問を呈せざるをえない対策を取っている国がある▽感染者が抑えられていることに対し、中国に感謝すべき」https://t.co/D7XFDe00Kc
— 峯村 健司/Kenji Minemura『潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日』発売中 (@kenji_minemura) January 31, 2020
新型コロナウイルスによる新型肺炎に関するWHOの緊急事態宣言。原文まで読んだけど、ここまで中国に寄り添う内容だとは思っておらず、薄気味悪さすら覚えてしまった。中国を神様扱いしているようなこの姿勢はなんだろう。WHOって中国の下部機関だったっけか。フランスで報じられている、緊急事態宣言をしないように中国がWHOに圧力をかけていたという話はさておくとしても(信ぴょう性の問題で裏付けが取れないから)。
で、このような姿勢ってもの凄く既視感があると思ったら、例の「忖度」そのものなのだよね。相手によく思われたい、悪く見られたくないからと、相手の意向とは関係無くお気持ちを勝手解釈してへりくだってしまう。報道はなぜこのようなWHOの表明内容に「忖度」という表現を使わないのだろう。あれほど使ってきたフレーズで、よく知っているはずなのに。ベストマッチな状況なのに。
むしろこのような場面で「忖度」を使わない報道こそ、WHO、さらには中国に対して「忖度」している証になると思うのだけど、どうだろう。報道が使っている「忖度」って、忖度された方が悪いというニュアンスになっているから、WHOや中国が悪いということになるので、ますます使いたくないのだろうか。
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