某所で指摘されて確認して気が付いたのですが、ヒトラーの誕生日云々を伝えている媒体、転送元をたどると確かに情報媒体として運用されているけど、運用元の情報がさっぱり出てこない。法人系にしてはあまりにもあやしいので要注意カテゴリ行き。悪質系まとめサイトと変わらん。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) February 10, 2020
先日週刊少年ジャンプの某連載漫画で登場人物の名前にクレームが付き、それを訂正したら、今度は誕生日がヒトラーと同じだから云々と陰謀論がぶん投げられてきた件。元々そんなことまで気にしないやろ、レベルの話なのだけど、どこぞで書かれた指摘記事がポータルのライブドアに転送され、そこで大きく拡散された形。
で、その記事の中身をよく読むとどうももやもやとするので、配信元の媒体名を確認したら、どうも一般名詞っぽすぎて具体的な媒体のイメージが浮かんでこない。こんなところあったっけ? ということで色々とたどってようやく配信元にたどりついたのだけど、その運用元の情報がほとんど出てこない。法人系サイトには違いないのだけど、ならば必ずといってよいはずのAboutページの内容が無きに等しい。ここはどこなんだ、的な。代表の名前からさらにたどっても、意識高い系の企業がいくつか出て来るだけ。
他の人がどのような判断を下すのかはともかく、当方としてはあまりにもあやしいので要注意カテゴリ行き。悪質系まとめサイトと変わらんというのが率直なところ。
そもそも取得できる情報がけた違いに増えているのがインターネット時代なのだから、その中で一部のネタをさも全般的なもののように扱うのは、詭弁法の「早まった一般化」「過度の一般化」を用いた、危うい報道スタイルでしかないのだよね。今件にしたって、そういう話があったということぐらいで、それがネット界隈の総意とかある言語圏で主力な意見として大きな騒ぎになっているというわけではない。新聞の読書欄とか活動家による個別ケースの取材と同じなんだよね、と。
そういう話がポータル経由で伝えられると、大きな騒ぎとなってしまう。権威偽装問題という表現は大げさに過ぎるかもしれないけど、まさにそんな気がする。
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