これTRPG版『007』(ヴィクトリーゲーム社だったかな?)でも「敵のボスは頭が良くて自己顕示欲が異常に強いので、自分の素晴らしい計画を説明せずにいられず、わざわざ隙きを作る」という、ルールが設定されている。世界の法則なので仕方がない。 https://t.co/W5EGtMZEEp
— ペアーズ全米No1ネット絵師殿ヽ(´▽`)ノ (@Q47SM9) February 13, 2020
正義の味方が悪の棟梁と対峙するシーンってのは結構あるのだけど、そのような場面では何故か決まって、悪の側が自分のやっていることとか計画とか、さらには仕掛けを解除できるようなきっかけまで語ってしまう。「冥途の土産に」とかいう説明をすることもあるけど、大抵は何の前触れもなくぺらぺらとしゃべる。
演出の観点ではそういう形での説明が無いと読み手・視聴者が実情を理解できないからってのがあるのだけど(説明のためのセリフなわけだ)、ストーリーの上では不自然極まりない。なぜ語るのか。その理由づけとしてなるほど感を覚えるのがこの話。
引用元の「ゲームの仕組みにおいて、不要にしゃべった場合、成功した時のポイントが倍になる」ってのはゲームシステム上の仕組みだからさておくとして(笑)、敵のボスは自己顕示欲が強いから誰それ構わず語りたくなるってのはよく分かる話。むしろアレか、誰か他人にしゃべりたくてどうしようもない日々を過ごしているのか。
けれどもしそうだとすると、この悪のボスの配下、特に参謀とかは毎日のようにボスの計画を聞かされ、賛美する必要が生じるわけで。それはそれでかわいそうな気もする。また、ユーチューバーとかになったら毎日欠かさず計画を配信しちやって、事前に露呈してすぐに退治されちゃったりするんだろうな。あるいはソーシャルメディアでもいいけど。
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