朝日新聞が半年後に「ボルトン氏が日本側負担現状の5倍要求」の記事を訂正した話。説明を読むと最初に推定する材料が得られた時点で確定情報として伝え、その後裏付けが得られなかったので今回否定したって事になる。つまり朝日新聞は常日頃から推定情報を確定したものとして伝えている裏付けになる。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) February 23, 2020
あの訂正記事は朝日新聞の大変マズい実情を何気に暴露しているような気がするのです。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) February 23, 2020
先日の【「日本は5倍負担を」はうそでした、てへぺろーな話】で触れた、朝日新聞の誤報の件。そこでもちらりと言及したけれど、謝罪文に書かれていた誤報に至るまでのプロセスを読み返すと、朝日新聞の報道体質が非常にマズいものになっているのではないか、その暴露になっているよね、という感は否めない。
正体が明かせないような存在への取材で得られた不確定な、しかもその情報自身ですら日本向けのものであるとの確証もないにもかかわらず、当人が語った数字であるかのような確定情報として報じている。そしてそれを正すのに半年も時間がかかっている。
思い返してもらえば分かるのだけど、韓国に対しては4倍とか5倍という具体的な数字が出ていたんだよね。この値を対日本のものと誤解したのではというのが当時から指摘されていたけど、恐らくはそうなんじゃないかな、という可能性がさらに高まる形となった。
ともあれ朝日新聞はあれだけ世間を大騒ぎさせた報道記事に関して、このような姿勢で取材をして報じたことを明らかにしてしまったことになる。一事が万事ではないけれど、朝日新聞の他の記事も似たようないい加減で記者が推定した話を、確定事項として報じてしまっているのではないか、と疑ってしまうのだよね。
さて実情はどうなんだろう。全世界は知らんと欲す。
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