今年の吉野家は鍋攻勢を春も続ける件について

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全国の吉野家店舗で新商品『牛の鍋焼き』を2020年3月5日(木)11時から期間限定で販売いたします。牛肉の相棒には牛丼同様に玉ねぎを採用し、煮上げる一手間を加えてから焼き上げる吉野家らしい調理方法にこだわりました。吉野家厳選の牛肉と玉ねぎを「焼き上げる」という新しいアプローチによって、牛肉と玉ねぎの新しいうまさを堪能いただける逸品となっています。創業(1899年:明治32年)以来、皆様に120年以上愛され続けている吉野家の牛肉と玉ねぎを鉄鍋で焼き上げるのは今回が初の試みとなります

そろそろ冬も終わり牛丼チェーン店の鍋定食攻勢も終わりを告げるかなと思っていたら、吉野家がとんでもない爆弾を放り投げてきた。基本構成は鍋膳と同じだけど、鍋焼きというスタイルにしてすき焼き系とは異なる形式にして、春でも提供してしまおうというもの。要は小型の鉄板焼き定食とか、ステーキ屋で出される熱々鉄板でのステーキ定食みたいなものと思えばいいのかな。

食べるのには時間がかかるので牛丼のようなファストフード的な感覚で食べるものではないけど、高級感はあるし、客単価の底上げにも貢献する。問題は美味しさだけど、こればかりは食べてみないと分からない。ただ、鉄板焼きのような牛肉をいただくってのは、ちょっと見方を変えると焼き肉屋のと同じ感じではあるんだよね。

客にどのような受け方をするのかは未知数だけど、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。

「牛すき焼き丼」は、すき家特製の割り下をしっかりしみ込ませたたっぷりの牛肉、野菜(白菜、人参、ねぎ、玉ねぎ)、しらたき、豆腐を丼でお手軽にお召し上がりいただける商品です。すき家特製の甘めの割り下が牛肉の旨みや野菜の甘みを引き出し、すき家ならではの味わいをお楽しみいただけます。

一方すき家ではオーソドックスにすき焼きの具材をそのまま丼にぶち込んだ形の丼を提供する。こちらはファストフード化したすき焼きという感じで分かりやすい。すき家の客層にどこまで受け入れられるか、注目したいところではある。

...松屋はどのような動きを見せるのだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2020年3月 6日 07:01に書いた記事です。

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