内需でふりかけが好調という話

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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う内食、コメ消費の増大によって、ふりかけといった周辺販売も急増している。トップメーカーの丸美屋食品工業は今期1~2月売上げを2桁増と伸ばし、追随企業も好況だ。

元々3月も中旬に入れば通年ならば春休みに入るのだから状況は同じようなものとなるし、多分にパニックによる需要の変化で一過性のものだろうとは思うのだけど。家庭内での食事機会が増えて、結果としてふりかけの売上が上がるってのは興味深いお話。

ならばインスタントとかレトルト食品とか、ミネラルウォーターも売上が伸びているはずだよなあ......とまで考えてここ数日の外回りの動向を思い返すと、確かにそのような気配が無かったわけじゃない。特にミネラルウォーターの動きが活発化していて、地震とか水不足じゃないんだからと脳内ツッコミをした記憶がある。

恐らくは2月から3月にかけて、小売関係の動向はかなり無茶苦茶なことになるだろう。そして多分に備蓄できるものだから、騒ぎが収まった後の反動も大きいだろうな、と(たばこの駆け込み需要とその反動と同じ構造)。ただでさえ消費税率引き上げに記録的な暖冬でイレギュラーな動きが多々生じているのに、これでは具体的にどの程度個々の要素が影響を与えたのか、分からなくなってしまうという困った事態に。

他方、食品はともかく水やらトイレットペーパーなどは、多分に高齢者が買い占めの多分にあるのではという観測もある。多数の同意見・目撃情報があるし、当方も見聞きなり実調査の限りではその傾向が強いと判断できるだけのものがある。処方薬の大量取得の時にも触れたけど、ゲームのアイテム感覚で集めているような気がするんだよな、これ。

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このページは、不破雷蔵が2020年3月 9日 07:21に書いた記事です。

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