漠然と高齢者と言うのがいけない。高齢者って若い人から見れば年齢で区切れるけど、当事者にとっての高齢者は得てして自分じゃない。これは世の常。今に始まったことじゃない(私が子どもの頃に祖父も同じことを言っていた)。
— なっちゃん先生<頼む!髪の毛で手を拭かないで! (@NatsuMedDr) March 24, 2020
高齢者、子どもという単語は実は曖昧なので、年齢を指定して情報発信を!
3年前くらいに介護事業のプロジェクトに参画した際に、博報堂の担当者が「『シニア』とか『高齢者』という単語はどのくらいの年齢をさすのかというアンケートをしたら、70代でも『自分より上の世代』と答えるんですよ」と言ってたのを思い出す、、、
— フジキ@5/3(日)西2し09b (@24kisae) March 28, 2020
NHKはコロナのニュースの際は、「高齢者」ではなく「60代70代」と伝えて欲しい。
— フジキ@5/3(日)西2し09b (@24kisae) March 28, 2020
友人の女医も言ってたけど、60代70代は自分のことを高齢者だとは思っていない。
母親(67)が私に「若者は出歩かない方が良いみたいね。私が代わりに買い物行ってあげるわ」とのたまわった結果、めちゃくちゃ喧嘩した。
元々医療技術や栄養方面の発展などで健康寿命の伸長が生じていることもあり、お年寄りとか高齢者という言葉の概念に変化が生じているのは事実ではある。昔の漫画で描写されていた高齢者の年齢が、今ならばまだ壮年レベルでしかないものだったという話もよく聞く。
メディアなどで高齢者に向けたメッセージを放っても、対象を指し示す表現にシニアとか高齢者という言い回しを使うと、その対象の人自身には届かない可能性は否定できない。いや届いても自覚が無い。だから結局問題が悪化してしまう。
高齢者に聞きました。「高齢者って何歳からだと思う?」(最新) - ガベージニュース https://t.co/nSi4wodQ6l 2015年発表の内閣府の調査から。「回答者が年を取るに連れて「高齢者」の境界線も上昇していく。おおよそ75歳が平均的な「自分も高齢者だな」と自認できるようになる」 pic.twitter.com/4OWqOIybEo
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) March 28, 2020
例えば内閣府が以前調査した結果だと、75歳ぐらいまでは「自分はまだ高齢者の区分ではない」「自分より年上で初めて高齢者となる」という認識だったりする。つまり自分が高齢者であると自覚できるのは75歳ぐらいになってから。この調査は2015年発表のものだから、現状ではもう数年後ろにずれているかもしれない。
ともあれ、「高齢者」という概念が明確な年齢区分を示すものとしては適切ではないのは事実ではあるので、具体的に60代とか60代以降という形で表現した方がよいことに違いは無い。
個人的には年金生活に入った時点で「高齢者」と認識すべきだとは思うのだけどね。
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