「かつてインフルエンザで1000人も亡くなっている云々といっていた人はいなくなった」という話がTLにあるけど、あれは日本のみでの話で、かつインフルエンザでの死亡者数は3000人ぐらい。2018年では3325人。新型コロナウイルスでは現在81人(厚労省データ)。 pic.twitter.com/DkCcRkdMu4
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) April 8, 2020
ツイートで指摘しているお話は厳密には「インフルエンザでは毎年1000人以上も亡くなっているのと比べて新型コロナウイルスはそれと比べてリスクは低いよね、と指摘していた人は(新型コロナウイルスが流行するに連れて)いなくなった」というものだけど、色々と間違っていてごっちゃになっているというお話。
まずインフルエンザで亡くなる人は、1000人とかじゃない。毎年3000人前後。直近の2018年では3325人。今年は新型コロナウイルスの関係で手洗いうがいが徹底されているので、もう少し減るんじゃないかな。そして新型コロナウイルスでは現状で81人。単純比較は意味が無いのだけど、仮に比べてみると3325人対81人となる。
人口1000人あたりのベッド数。OECDのデータベースより https://t.co/JvJQCmeDtA pic.twitter.com/GhV1MUn5jR
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) March 6, 2020
OECD諸国における人口100万人あたりのCT数(2018年、最新) Computed tomography (CT) scanners https://t.co/8K26URm0UW より。 pic.twitter.com/bG2xw8qZ4J
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) April 9, 2020
せっかくなのでツイッター上では時々見かける、OECDのデータベースを基にした医療関係のデータを2つほど。ベッド数とCTの数を人口比率で確認したもの。それだけ維持費はかかるし医療従事者の数も必要だけど、少なくとも今件ではこの数が色々と有利に働いていることに違いは無い。
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