今日絶版本を探しに立ち寄った某リサイクルショップ。複数の人がかご一杯に本を収め、棚の前で持参したであろう椅子に座り、スマホやタブレットで堂々と検索しながら本を嘗め回すようにチェックしている。どうみてもセドラーなのですが、店員は見て見ぬふり。邪魔で目的の本の確認すらできず。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) June 2, 2020
昨日帰りがけに絶版本を探しに立ち寄った、本を売るならで有名な某リサイクルショップでの話。緊急事態宣言は解除されたけど三密忌避はいまだに必要なこともあってか、以前と比べて客入りは少なかった。だからこそ余計に目立ったのが、異様なスタイルの存在。
釣りなどで使われる折りたたみ式の小さな椅子に座り、その横にはかごに一杯の本。ジャンルもばらばらで、しかも乱雑に放り込まれている。本人は棚にスマホやタブレット(そう、複数同じようなスタイルでいたのだ)を持たれかけさせて、棚の本を隅から隅までチェックしている。中身を見ずに、背表紙や表紙だけで。
通り過ぎる時に画面がちらりと見えたのだけど、見覚えのある某買取業者の査定価格検索画面だったので、ピンと来た次第。いわゆるせどりだな、と。
せどり行為そのものを否定するつもりはないけど、自分で椅子を持ち込んで居座り、さらに棚の本が傷つくリスクなどお構いなく、そして他の客の邪魔なども気にしないその行為を見るに、不作法な立ち読みよりたちが悪いなという感想しか抱けなかった。おまけに当方のように、ほしい本のコーナーが占拠されていて、じっくりと探すこともできなかったという人も少なくないに違いない。
困ったことにそのような行為をずっとしていても、店員が注意する気配がまったくなかったこと。あるいは公認なのかしら。百歩譲ってオンライン上ならともかく、リアルな店舗でやられるのは、ねえ。
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