かとり線香の謎な灰の切れ方

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当方も実のところたまたま偶然かなと思っていたのだけど、何回やっても同じような結果が出るし、他人でも同様の報告があったので、これは意図的なものだろうなということで覚え書きとして。

渦巻き型の蚊取り線香を使うと、灰が写真のように等間隔で切れ落ちる形となる。蚊取り線香自身を見ても刻み溝も凹みも見られないので、内部的な材質に違いを生じさせているのかもしれない。重量のバランスを上手く取って、結果として等間隔に灰が落ちるようにしている可能性もある。いずれにせよ、はじめて気が付くと驚く所業に違いない。

もし作っている側が意図的にこうなるようにしていたとして、何の理由があってなのだろうか。やはり長い形で灰が一度に落ちると、容器からこぼれ落ちる場合があるからなのだろうか。

蚊取線香を線香皿(金鳥の渦巻缶入の線香皿)を使って燃やした場合、蚊取線香が燃えたあとの灰は、蚊取線香本体にひっついていこうとする力と、線香皿に敷いてある白いマットに蚊取線香が接し、灰をそのままの位置にとどめようとする力(摩擦力)の2つの力が働きます。初めのうちは、ひっつく力が強いのですが、ある程度の長さになると摩擦力の方が強くなり、そこで灰が切れてしまうのです。これが繰り返し起こるので、ある程度の長さで切れている灰が連続して残るのです。線香立の場合も同じ考え方で、灰がひっついていこうとする力と灰の重さで下に落ちようとする力が働き、下に落ちる力が強くなった時、灰が切れて落ちていきます。それが繰り返し起こります

色々と調べてみたらようやく判明。力のバランスの関係で等間隔に灰が区切れるようになってしまうのだそうな。見方を変えれば、等間隔に切れるってことは、それだけ品質が均等化されている、良い商品ということなのだろうな、と。

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このページは、不破雷蔵が2020年6月26日 07:33に書いた記事です。

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