これリストラブーム初期にもあったけど「高い給与の技術者をクビにしても数年は彼が育てた慣性で品質は担保できるけど、気がついたら会社には技術もノウハウも何も残っていなかった」という事象の再現にしか過ぎないんだよなぁ。 https://t.co/gCo4YlxgdB
— 擲弾兵 (@tekidanhei) July 12, 2020
物語ではよくある話で、現実世界でもしばしば見受けられるケース。自動化されたりシステム化された技術体系は、それを作った人・メンテナンスをする人・技術を構築した人などがいなくても、そのまま稼働させ続けることで期待されている利益を得ることができるようになる。短絡的な人はそこで、支える人・作っていた人を排除することで、経費を削減しようとする。
けれどだからといって、それら背景にある人や仕組みを排除してしまうと、遠くないうちに維持ができなくなり、技術そのものがブラックボックス化してしまう。そしてじきにその技術も使えなくなってしまう。SFファンタジー世界でもよくある話。反技術の機運で技術者が粛清されても、しばらくは既存の器具で社会の技術レベルは維持できるけど、メンテや交換部品の作成をする人がいなくなるので、じきに技術そのものが衰退してしまう。技術がブラックボックス化してしまう。
まったくツリーの内容その通りなのだけれど、そういうリストラの判断をして短期的な利益や成果を得た人間は、この長期的な損失が顕在化する頃には退職してトンズラ......なので、経営サイド役員個人の判断としてはそれが最適解だったりする地獄が......_:(´ཀ`」 ∠):_ https://t.co/EGgX1Umy2V
—(@neritake) July 13, 2020
ちょっと思考を巡らせることができれば、この類の話は容易に理解はできるはずなのだけど、食い逃げというかイナゴ戦略的な発想として、それを是とする人がいるのもまた事実。いや、無意識のうちにやってしまうと見た方が正解に近いのだろうな。外部コンサルの類がよくこのようなやらかしをしてしまうってのにも通じる。彼らには責任を負わせることはできないから。
ローマ帝国の崩壊で西欧や地中海地域で明らかな文明や技術の後退が起きた話を思い出した。イギリスとか石器時代~青銅器時代レベルまで一部の技術は後退してる。積読から出して読んでる『ローマ帝国の崩壊』だとこの辺詳しく書いてるので買いでした。 https://t.co/Lbg0Of8F7d
— 西方政府軍兵士@ノクターンノベルズ&ノベルアッププラス (@Lkpi8dEIKmF7bi1) July 13, 2020
ローマ帝国の崩壊[新装版]:文明が終わるということ (日本語) https://t.co/qov64fxPHN 新装版が8/19に出ますね
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) July 13, 2020
ローマ帝国の最大領地が今のイギリスの南部ぐらいまであったことは知っていたけど、ローマ帝国の崩壊でそんなぐちゃぐちゃなことになっていたとはねえ......。いや、十分ありえる話だけど。機会があれば読んでみたいところではある。
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