ヤフオクで数十年前のそこそこ有名なメーカーのゲーム(大抵スーファミ)ソフトが段ボール箱単位で未使用状態で出品されているのを見るに、流通過程で色々と押し詰められたのが発掘されたのだなという感想。同時に個人ベースで数本単位で同じソフトが出てくる場合、セーブデータの関係だろうという推測。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) July 26, 2020
ヤフオクで家庭用ゲーム機向けソフトのカテゴリを見ていると、時々奇妙な出品が目に留まることがある。前世紀末とか今世紀初頭に発売された家庭用ゲーム機向けのカートリッジなゲームソフトが、流通用の段ボール箱単位で販売されているというもの。初期設定価格が相応のものになっているし、配送料もべらぼうだし、第一それを落札したとして何か楽しいことが起きるのかということもあるし、見てるだけなんだけど。
この類の出品ってやっぱりカートリッジ系ソフトが主流だったころによくあった、というか噂されていた、抱き合わせなど色々な問題で流通側に押し詰められたソフトがデッドストックになっていて、そのまま現代になって発掘されたのだろうな、と。押し紙ならぬ押しゲーム。
これがまだレアなソフトならいいのだけど、大抵は(というかそういう処分を受けていたソフトである以上)、あまり希少価値のあるものではなかったりするわけで。そういうタイプの出品を定期的に見かけるソフトは「発売当時は大層なセールスをうたっていたけど、その少なからずはこういうものだったんだろうな」という推測を今更ながらしてしまう。
他方、個人ベースの使用であろうと思われる出品でも、同じソフトが複数同時にラインアップされている場合がある。こちらの場合は恐らく、ソフト内のセーブエリアの関係で、複数を使わねばならなかったのだろうという予測ができる。セーブ領域が足りないので、必要な分だけ本体を買うという次第。お間抜けというか無駄な感はあるけど、当時としてはそれが最適解だったのも事実なんだよね。
コメントする