乳児用液体ミルクの賞味期限が12か月から14か月に

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株式会社明治(代表取締役社長:松田 克也)は、乳児用液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」の賞味期限を従来の12ヵ月から、国内で最長となる14ヵ月に延長し、パッケージも新たに10月より順次リニューアル発売します。また、乳児向け商品で初めてフェーズフリー認証を取得しました。

粉ミルクは未開封状態だったら賞味期限は1年強ぐらいのが多分だけど、一度開けてしまうと酸化が進むので1か月ぐらいに云々という話がある。だから最近ではステックタイプのが受けているのだそうな(使う分だけ開ければよいので賞味期限のリスクを減らせる)。

缶タイプのは備蓄がしやすい、災害時のような非日常状態での利用が容易などの理由から多くの人に求められていたものだけど、最近になってようやく浸透し始めた...のはいいけどリリースによれば「乳児用液体ミルクを備蓄している自治体は全体の12.3%にとどまり、備蓄していない理由として73.7%の自治体が「賞味期限が短く廃棄ロスの懸念がある」ことを理由に挙げています」とのこと。やはり自治体のようなところだと、コスパの問題が出てくるのだな、と。

で、今回登場した乳児用液体ミルクの賞味期限は14か月。これは日本国内では最長との事。年一でローテーションを組むことを考えると12か月で十分なのだけど、ローテーションで新しいものに差し替えた後、古いものを捨てずに消費する時間を考慮すると、14か月ってのは結構配慮されているな、という気がする。賞味期限が12か月だと、年一のローテーションで入れ替えたら、古いものはその時点で賞味期限切れになるから、自治体の基準などでは即廃棄扱いされてしまうかもしれないし、個人ベースでもあまり気持ちの良いものではない。

恐らくは今回の2か月延長は、単純に期間延長というよりは、ローテーションで備蓄を考えた際の、一年保存した後の消費用の期間という意味合いが強いのだと思う。その観点では高く評価したいところではある。

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このページは、不破雷蔵が2020年8月30日 07:09に書いた記事です。

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