ちょっとしゃべっただけで「激白」、特に激しくなくても「熱愛」、結構知られてる「秘話」、数分井戸端会議する「徹底討論」、軽く一方的な検討をするだけの「徹底検証」。
— 齊藤明紀 (@a_saitoh) July 30, 2020
すっかり慣れたけど情報番組(昔で言うワイドショー)ってとにかくなんでもおおげさ
この類の話はテレビや新聞、雑誌に限ったものではなく、むしろウェブ上の情報展開では広告手法的なものとして鉄板的な形となっており、ドヤり顔的に必要事項だとしてテクニックという形で教示する人も多いのだけど。注目を集められそうなフレーズをお題目に盛り込んで、客を引き寄せるってのはよくある話。
そもそも見てもらう、気に留めてもらわねば取捨選択の対象にすらならないのだから、とにかくこちらを向いてもらうためには何をしてもよい、との考えは一理ある。けれどこの類の表現の悪用はドーピングみたいなもので、濫用していると段々受け手側の感覚がマヒしてくるのは必須。もちろん、やってよいのか否かという純粋な判断では、あまりお勧めはできない方法に違いないのだけど。
何しろ指摘されている通り、あまりにも内容とかけ離れた題名だと、実情に気が付いた時の失望感も大きい。同人誌でのネタ話としてよくある表紙詐欺と同じ。慣用句的なものなら羊頭狗肉というところか。
必要なフレーズさえ覚えておけば何度でも繰り返し使える、万能アイテムみたいなものだから多用されるのだろうけど、個人的にはあまり好きではないのだよね。詐欺やっているみたいで、さ。
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