「ラニーニャ現象 発生可能性高い」

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気象庁は11日、「ラニーニャ現象」が発生する可能性が高いと発表しました。この現象が起きると、秋の初めごろは平年より気温が高くなるおそれがあり、気象庁は熱中症への警戒を続けるよう呼びかけています。


「ラニーニャ現象」は、南米 ペルー沖の赤道付近の東太平洋で、海面水温が平年より低くなる現象で、世界の天候に影響を及ぼすと考えられています。


毎月月初めに気象庁が発表している、エルニーニョ監視速報からのお話。これまでここしばらくはエルニーニョもラニーニャも起きないだろうねということだったのだけど、今回発表分ではラニーニャ現象が発生する可能性が高いということになった。これも先の梅雨明け同様、観測結果としてそういう傾向があるというまでの話であって、宣言をするとそういう現象が起きるわけではないのだけど。

昨今気象に係わるニュースで度々登場したエルニーニョ現象やラニーニャ現象だが、直近の気象庁の監視速報【エルニーニョ監視速報(No.335)について(8月11日発表)】によれば、「エルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より低くなるなど、ラニーニャ現象時の特徴が明瞭になりつつある」「今後冬にかけては平常の状態が続く可能性もある(40%)が、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高い(60%)」とのこと。ラニーニャ現象が発生すると平均気温において夏の終わりから秋の初めにかけて高くなり、冬は中頃まで低くなる傾向がある。残暑による救急搬送人員数の増加が懸念される。

これは本日掲載予定の熱中症による救急搬送人員数の記事で加える予定の、それ系の減少でのコメント。ラニーニャ現象下では夏の終わりから秋の初めにかけて、平均気温より高くなる可能性が多々ある。つまり残暑が厳しいでざんしょ、ということだ。下手すると搬送人員数のカウント、10/1までじゃなくてもう少し延ばすんじゃないかな。

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このページは、不破雷蔵が2020年8月12日 06:00に書いた記事です。

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