細かいことですが、東京都の新規感染者数(速報値)は「定時=15:00に発表する」方針に切り替え、メディアへの事前リークは無しになりました。以前から時間がバラバラで、要らぬ混乱と誤解を招いてしまっていたため。よって都庁記者クラブの速報レースもなくなり、ニュースも一律15:00以降となります。
— おじま紘平(東京都議会議員・練馬区) (@ojimakohei) September 4, 2020
都道府県では一番人口が多いから、日本の首都だからというのもあるのだろうけど、新型コロナウイルスの流行以降、毎日のように東京都の感染者数が正式の発表前にリークされるという事案が続いていた。場中の発表は市場を混乱させるだけだし、リーク情報は当然中途半端で正確性にも欠けるので、色々な思惑や騒動のネタとなりかねない。情報を管理する側としては、何らかの思惑で意図的に流すという情報工作以外としては、アウト案件。
なんだけど、今件発言でリークが意図的に行われていたことが明確化されてしまった。つまり情報統制を意図的に崩し、社会を混乱させるような情報配信をやっていたことになる。リークがそういう結果を導くことはそれこそ幼稚園児でも理解できることなのに、今の今までそれに気が付かなかったのは、今の東京都の政務担当者は無能揃いか、あるいは混乱を意図的に起こすことを積極的にやっていたのかということになる。
そもそもリークは法的、規約的にどうなのか。口調から、むしろこれまでは推奨していたような印象すら覚える。情報の管理についてこれほどいい加減な考えを東京都の政務担当者が持っていることが、どれほど大きな問題なのか、当の議員先生は気が付いているのだろうか。
というか「定時発表に切り替えメディアへの事前リークは無しになりました」という発言を東京都の与党区議会議員が発する事の意味、どれほど理解しているのかな、と。
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