動画を観て「分かりやすい、分かった」と実際の理解の度合い

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学習系動画が人気。と書くと何か下手くそなコピーのようにしか見えないのだけど。実際そうだったりする。元々テレビでの学習講座ってのは一定の人気があったけど、動画ならば自分で好きなものを選べるし、何度でも繰り返し観れるし、しかも1つの動画内でも気になるところを繰り返し反復したり、見はぐったところを戻して観直すこともできる。ランダムアクセス、強いよね。

ただ一方で、指摘されているようなことも事実だったりする。動画による学習は分かりやすいのは事実だけど、その理解が本当に分かった上でのものなのか、というよりは理解と呼んでよいものなのか、仮に理解していたとしても、それを自分の知識として会得できているのかどうかはまた別の問題だったりする。

実際、テレビによる放送講座も多分に、視聴しやすく分かりやすいのは事実だけど、それをしっかりと学習して理解して知識として身に着けることができたかというと、結構怪しかったり。

要は「分かった」と「分かったつもりになれる」を誤認してしまう。

「分かりやすいが正しいとは限らない」という言葉があるけど、その一因は今回指摘した点にあるのかもしれない。分かりやすくするために、分かりにくい部分を外したり誤魔化したりしているので、上澄みだけで全体を知ったつもりとなってしまう。

動画には動画の良い点があるのだけどね。悪い部分ばかりを悪用している筋が少なからず見られるのが残念でならない。

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このページは、不破雷蔵が2020年9月 8日 07:33に書いた記事です。

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