権利がないのに権利を主張する人たち

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先の住民票がないと住民扱いされない、認識されないから権利の主張もできないとの話に絡んで。すべてがすべてというわけではないけど、世の中にはこの類のスットコドッコイというか、言葉が通じても話が通じない人が確実に存在する。自分にその権利はないにもかかわらず、駄々をこねたりいい加減な主張をしたり、さらには自分は配慮されるべき存在だから配慮しろと主張して権利を行使しようとする人。

当方も大きな印象として残っているのは、震災後に水不足の類が生じた際に、本数制限のあるミネラルウォーターを「子供が必要だからもっと寄越せ」と逆切れで店員に食って掛かっていたご老体。店員に八つ当たりをしたところで水が沸いてくるわけではないし、証明するものを何ももっていないし、第一本当に子供がいたとしても配慮をする必要性はどこにもない。

駄々をこねたり逆切れをすれば、自分が不当に得ている権利を確保できる、正当化できるという思惑があるのだろう。仮にうまくいかなくても、元々手に入る権利などなかったものが失われるだけで、実のところそろばん勘定はあまり悪くはない。

もちろんこんな話が正当化、常識化されると、誰もがまともにルールを守らなくなるし、結果として皆が皆、大いに損をしてしまう。ルールというのは大多数の人の損失を最小限に抑えるために作られた知恵のようなものだから。

その辺りの仕組みというか構造というか、人間社会の中で暮らしていくためには欠かせないしきたりは、子供の頃に学んでいるはずなんだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2020年9月21日 07:27に書いた記事です。

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