非医療者に知っておいて欲しいことは、絶対効果があるとか、これだけでOKみたいなものは医療にはないということ
— おると整形外科医 (@Ortho_FL) September 20, 2020
こんな発言をするのは金目的、目立ちたがり、狂信者のようなパターンが多い
医療者があやふやな言い方でイライラする方も多いだろうが、断定した物言いをする人の方が危ない可能性がある
内臓の疾患で入院したり、ここ数年のドタバタで何度となく病院に足を運んだり、関連する各方面を個人ベースの限りで調べた経験の上で、激しく同意できるもの。ゲームのようにラスボスに効く特化アイテムとか、120%完璧に対応できる治療法の類は存在しない。無論病症によってはそれに近いものはあるけど、それとて確率論として対応できない場合はある。反応上のイレギュラーというばかりではなく、他の要素が絡み合っていてそれに気が付かなかった・気が付けなかった場合とか。
だから本物の医者は、絶対●×します的なことは言わない(もしかすると心理的な効果を狙い、患者本人に対してのみ語ることはあるかもしれないけど)。
自分や身内の病症のことだから、できるだけ確実な情報が欲しい、可能な限り治してほしい。その思いは理解できる。だからこそ、断言の形で語らないことにもやもやしたり信頼できないと感じたり、疑いを持つかもしれない。けれど実情はこんなところ。お医者さんは神様ではないのだから、絶対なんてことは決して言えない。もし万が一イレギュラーな、想定し得ない事態が生じてその絶対が覆されてしまったら、と考えれば理解はできるだろう。
逆にいえば容易に絶対とか特定のもののみで解決する的な話をしてきたら、うさんくささを覚えてよい。ゲームじゃないのだからヒールポーションとかエリクサーですべての病症が治るわけじゃない。
先日の毒メシ事案もこんな感じだったよなあ、というのを思い起こしながら。
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