ネットニュースは半分がデタラメだから必ず一次ソースを確認しろ!と言ってる人をよく見かけるけども、一次ソースが論文だったりすると、今度はその論文が正しいのか、レビュアーは誰か、どこの学会誌に掲載されたのか、この説を引用してる論文はあるか、批判してる論文は?みたいな無限の闇が訪れる。
— やねうら王 (@yaneuraou) September 17, 2020
果たして本当に半分なのか否か、そしてそもそも「ネットニュース」の定義とは、というところから考え直す必要があるのかなという気もするけど。ネット上で流れて来るニュースの類は嘘や出まかせや虚言やフェイクや釣りが多々あるので、必ず一次ソースを確認しろというのはよく聞く話。
ただ、仮に一次ソースが何らかの権威ある、信ぴょう性の高そうなものとか確からしさのある場所での情報だったとしても、その一次ソースの内容そのものが正しいのか否かを検証する必要がある。そもそも論としてその一次ソースの内容そのものや掲載場所も確かなものではあるけど、書かれている内容が記事とはまったく無関係、あるいは真逆のことが書かれていた......なんていうことも良くある話。英語とか動画とかがソースの場合は頻繁に起きうる。間違ってそうなったのか、意図的にやったのかはともかくとして。
もっともこの問題、ネットに限った話ではないのだよね。ネットにおける情報の伝達ハードルが低くて配信ハードルも低いために生じやすいまでの話であって、当然のことながら新聞やテレビなどの既存メディアによるニュースでも容易に生じ得る。新聞が裏付けを取る必要のない絶対真理的な情報のみを流しているように錯覚している・させているところがあるけど、そんな都合のよい話などどこにもないのだから。
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