若い方に「なんでパソコンの中身って"C"から始まるんですか?」って聞かれたので、「今はほとんど見かけないけど、AとBはフロッピーディスクドライブだった歴史があるんです」って答えたら、「フロッピーって見たことないですけど、名前可愛いですね」って。確かに「ふろっぴー」って可愛いですね...
— モトカズ@きららMAX11月号ゲスト掲載中 (@motokazu95) October 12, 2020
パソコンのハードディスクで容量を区切っているドライブは、Cから始まっている。個人的にはいつもCとDに2分して、あとは外付けのハードディスクで対応しているけど。で、アルファベット順に考えると、AとBが無くて最初がCってのは確かに異様に思える。もしかしてマザーボード内にAとBがあったりするのか、とか。
実のところはそういうものではなく、昔のパソコンの機器には外部記憶媒体としてフロッピーディスクというものがあり、それを入れてパソコンでアクセスするためのフロッピーディスクドライブがAとBに割り当てられていたまでのお話。ノートパソコンだとAドライブの1つしかないのが普通だけど、デスクトップでは大体AドライブとBドライブの2つあった(ただし一部の機種ではフロッピーディスクが無い場合、ハードディスクの中身がAドライブ指定されることもある。元々ABがフロッピーでC以降がハードディスク固定なのはPC/AT互換機の仕様)。
で、そのフロッピーディスク自身も知らない人も増えているので、こういう話になるのだろうなあ、というのはよく分かる。フラッピーとかケロッピーとかロッピーとかいうネタはともかく。
由来までは伝えられていない、知らなくても特にかまわないし、普段使いしている分には気にならないけど、ふと考えなおしたり指摘されると、確かに不思議だなということはある。アプリケーションでデータをセーブする時の四角いアイコンの話は有名だけどね(フロッピーディスクを模したもの)。
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