コンピュータシステム、今でも「その辺で金払ってプログラマ雇って来て、俺がやりたいことをふわっと言えば、俺の欲しいものができる。出来ないならそいつの能力が低いから、ハズレを引いただけ」と思ってる人たくさんいるので、仕事する側なら、嗅覚強くして、強烈に拒否を示すべき。
— t_yano (@t_yano) October 2, 2020
具体的に誰が、とはいわないし、言えないけれど、確実にこの類の考えを持つ人は存在する。コンピューターは何でもできる万能の道具で、それを操るプログラマもまた全知全能の神のような存在で、はした金でも手渡せば自分がもやもやっと考えていることをがっつりと把握してさくりと実行するものを作ってくれる。それができなかったり、上手く体現化ができないのは、俺が悪いのではなくプログラマが無能だからだ、という感じ。
コンピューターはあくまでも指示されたことを実行する道具でしかなく、プログラマもまたあくまでもそのコンピューターの機能を活かして何をさせる順序だてを作るのみの話。させたい何かがはっきりとしていないのでは、それを具象化することなどできるはずもなく。企画屋とかデザイナーの類は、顧客のもやりとした考えをがっつりと型にはめるのが仕事だというかもしれないけど、上記のようなレベルの認識の人がいて、まず間違いなくリテイクなり追加なりを投げてくるし、満足することはないというのが実情。そして払うお金もはした金って感じ。
それこそ頭の中をのぞいて「あなたが考えているのはこういうことですね」と映像化できればまだ話は分かるのだけど。先日触れた、頭に電極をつけて直接脳内情報を抽出できるシステムができるようになれば、あるいはこういう話もなくなるかもしれない。投影化した情報を「あなたが作ってほしいと考えているのはこれですね」と具体的な映像などの情報を本人の中から確認できるのだから。
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