人間の限界値って、超えてみないとわからないが、「限界を超えてしまったら、10年単位で人生を棒に振るし、超える前の精神と体力は絶対に戻らない」というのが限界を超えて身体と精神をぶっ壊した人間の経験。
— 鐘の音@C98落選 (@kanenooto7248) October 4, 2020
体力づくりではよく言われる「限界までやれば上限値が増える」という話。ロジック的には紙袋に目いっぱいものを敷き詰めると端々が破れ、その部分をセロテープなどで補修することにより容量が増えるという感じではあるのだけど。その破れた部分ってのは壊れていることに違いはないし、補修したところで耐久力は弱くなっているに違いない。本当の意味としては壊れそうになるほどの限界の前で止め、もうダメだと認識したら入れ物を入れ替えるとか、詰めるのを止めるという感じでないといけない。
肉体的にしても精神的にしても、限界を超えてしまうと思いっきりあちこちでゆがみが生じ破損し、その修復には多大なリソースと時間が必要になる。下手をするともう元には戻らないかもしれない。以前説明をした、エナジードリンクの類はドーピングと同じで、一時的にHPやMPを増やして上限値を超えるようなパワーをも発揮させるけど、同時に効果が切れた後は永続的にHPやMPの上限値が削られてしまうというのと同じ。
実際には仮の上限値と、本来の意味での上限値の二つがあって、後者の方が上。人間は普通は仮の上限値を認識していて、意図的にそれを超えてもトラブルにはならないような仕組みになっている(あそびがあると表現してもいいだろうか)。その仮の上限値を超えた状態を維持したり、さらに背伸びをしようとすると本来の意味での上限値に達してしまい、そこを超えるとパキリと折れてしまう。
無茶はしないこと、させないこと。壊れてもいいというのなら別にかまわないけど、それってギャンブルと同じなんだよね。
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