「世の中にはあなたよりうまい漫画家がいっぱいいるのに、あなたが描く必要があるの?」という疑問を持たれることがあるが、
— なかせよしみ @11/3(文化の日) 第14回「いっせい配信」企画「創作同人2020年11月」に参加 (@yosimin) October 3, 2020
「世の中にはあなたより頭のいい人がいっぱいいるのに、あなたが物事を考える必要があるの?」という疑問をかえしたい。
少なくとも「自分の漫画は自分にしか描けない」
「誰かがもう描いてるネタかもしれない」 → いやいや。 アタシは、そのネタを、あなたの絵で、あなたのお話で、読みたいんですよ。 描いてください。
— ちば・しゅう新刊委託開始しました (@chibasyu) October 3, 2020
自分には絵心が無いので残念ながら同じ心境に至ることはないのだろうけど、なるほどなぁと思わせた話。「読みたい」というファンの立ち位置から考えれば確かにそうだし。ネタが被るから、同じネタだから、先行する作品があったので手掛けるのは止めようという考えは、もったいないよというもの。ファンはそのネタであなたの絵で、発想で、切り口で、話で読みたい次第。だから心を折ることなく突き進んでほしい。
「自分の作品は自分にしか作ることができない」ってのは言い得て妙に違いない。小説とかならともかく、解説とか論説の類の記事ではこういうものがあまり無いのでもの悲しさを覚えるけれど。原作付きのコミックが複数の作家によって展開されると、色々と複雑な気分になりながらも、お気に入りの方について、同じような「読みたい」感が生じるものねえ。
編集サイドからは被りを指摘されるかもしれない。先行する作品のファンから嫌味を言われるかもしれない。けれど、読みたいファンはあなたの手によって調理された料理を食べたいわけだ。
第一、先行ネタがあるから自分がやっても云々というのなら、古文とか寓話とかはもう二度とテーマとして使えなくなってしまうわけだし、ね。
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