駅前の本屋さんの店長さんが「今年はホントに鬼滅に助けられた」と言う。ガツンと売れる本があるのは何よりの救いで、鬼滅を買いに来た親子が他の本も求めたりしてありがたかったと。凄いな。長男坊の主人公は本屋も救う。ところで店長、おれの漫画の感想聞いてないんやけど。呼吸ができなくなるぞ。
— 津川智宏 (@Ysenpai) October 17, 2020
当方の実本屋巡りでも似たような雰囲気はひしひしと感じられるし、似たような言及はそこかしこで聞かれるので、単にネタ話とか煽りの類ではないのだろう。取次のデータを見ても、いかにも「鬼滅の刃」効果という形で数字が突出している状況が確認できる。
ある程度がっちりとした数字は年末、あるいは来年に入ってから出てくるとは思うのだけど、相当なボリュームになっていることは間違いない。先日から公開開始の映画版も色々とすごい感じで、映画界隈もお助けしちゃう雰囲気ではある。
他方、今回のような盛り上がりって、実数値との比較がまだできない状態ではあるし、環境が異なるので一律の比較は難しいのだけど、かつては「鬼滅の刃」級の大作が年に数本は出ていた感じはあるんだよね。それこそ少年ジャンプ掲載分だけでも。そして本屋さんに関しては、仮に本屋に在庫が無くても「それでは注文します」となるので顧客はキープできる。今では「無いのなら(アマゾンで買うから)いいです」とスルーされてしまう可能性が多分にあるからねえ。
まぁ、元々すでに連載は終わっている作品なので、ドラゴンボールとかワンピースとかポケモンのように息の長いものになるとは思えないのだけど、新型コロナウイルスで色々と沈んでいる世の中に活力を与えてほしいものではある。
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