特別定額給付金の「効果」の話、その後

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先日の【特別定額給付金の「効果」】の話。麻生大臣の「預金が超増えたから定額給付金は貯金されるばかりで意味ないじゃん」的な話。元々は日銀が発表した2020年Q2(4~6月期)の家計での現金・預金額が31兆円ばかり増えたのを根拠にしているようなんだけど。どうもつじつまが合わないというか説明としてはアレだなと思っていたもやもやが解決した件。

そういやこの時期には定額給付金、そして持続化給付金の手続きが行われたわけだけど、それらって原則は銀行口座への振り込みだよな、と。無論一部は即時引き出されて使われたものもあるはずだろうけど、多くはそのままホールドされ、手元にある小口の現金が先に使われているはず。それならば増えても当然ではある。

この仮説が確かだとすれば、次の四半期、つまり7~9月期にはかなりの額が使われているため、現金・預金額は相当減っているはず。本当は月次ベースで勘案できると分かりやすいんだけどね。

......というか、この「気付き」って大臣自身や財務省辺りでは無かったのだろうか。あった上で気が付かないふりをしているのだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2020年10月26日 06:52に書いた記事です。

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