可能性としてはグーグル側の機能がサボっているのか、広告配信側が同じ内容の広告でIDを山ほど振り分けている可能性。同一内容の広告で100本ぐらい同時に別IDで配信すると、一つのIDを表示停止されても残りのがまた出てくる仕組み。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) October 25, 2020
具体的な広告事例は出さないでおくけれど。以前も解説した、デザイン上のサイズを超えたオーバーサイズで配信される広告のせいで、全体のデザインが崩れて、クリックするべきボタンが下がってしまったりダマしクリックに引っかかったように別の場所をクリックしてしまうような事案。某mixiで某プロバイダの広告で繰り替えし発生したので、これはもう勘弁ならぬとばかりに通告し、勘弁してよー的な選択をしたら、「今後その広告を表示しないようにします」と出た。
...のだけど、直後に同じ広告が出てうんざりしたケース。
これって恐らくは2つの可能性がある。一つはグーグル側が「表示しないようにします」と出たけど実はその処理をきちんとしていない、あるいはタイムラグが生じていて実質的に意味がない状態になっている。もう一つは本当に表示しないようにしてくれているのだけど、見た目が同じで別の広告が出ているだけという可能性。
例えば「にょろーん」という広告を出稿する側が1件しかシステム上に登録していなければ、その1件をオフにしてしまうことで、表示側は見なくて済むようになる。ところが「にょろーん」をA、B、C、Dと4つのIDで登録していると、表示側が「にょろーん」はうざいから表示するなとばかりにAを除外させても、B、C、Dが残っているので表示されてしまう。表示側からは「にょろーん」がAなのかBなのかCなのかDなのかは分からないから、同じものがまた出たとしか認識できない次第。
これって思い返せば一部の広告出稿側が積極的に、テクニックであるかのようにやっていて、なぜそんなことをするのか理解が出来なかったんだよね。表示する側の立場になって、ようやくその意味が分かった。
......とはいえ、困った話には違いない。
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