【不破雷蔵さんのコメント】今件値はすでに10/2に発表済みのものです。原数値を挙げておきます。 完全失業率(%) 男性 3.1 15~24歳 5.5 25~34...#Yahooニュースのコメント https://t.co/j7b2ua4T5F
— 140gnews (@140gnews) October 28, 2020
新型コロナウイルスの流行で客が減ったり店舗が閉じたりなどで非正規が解雇され、その少なからずが若年女性だったことから、その層の完全失業率がぐいぐい上がっているという話。共同通信は特に、この類の特定属性での動きのみを伝える報道には注意をしなきゃならない。
で、この値ってすでに10月頭に出ているものなのに、なぜ今頃騒ぎ出したのか謎であるという話はさておくとして。「女性の活躍ガー」というコメントがニュースのところにあったのでツッコミ。女性の完全失業率が高くなった、目立つというのは、非正規が女性に多いため、そして非正規が人員調整の矢面に立ったため。女性だから解雇された、というわけではない。また多くの年齢階層で、完全失業率は男性の方が高い。
女性の完全失業率・前年同月比(ppt)。1.0pptぐらいは誤差の範囲だと見ても、25~34歳は6月から、15~24歳は7月から明らかに悪化している。非正規の労働力人口がもりもり減って、正規はあまり変化がないので、非正規が多分に居る業種が閉じたとか、解雇されたと見るのが妥当。 pic.twitter.com/pQLjXjY67o
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) October 28, 2020
労働力調査の一次ソースをたどって確認すると、女性の完全失業率は25~34歳は6月から、15~24歳は7月から明らかに悪化している。数か月は自宅待機だったけど、もうダメだということで閉じた店が出て来た、解雇されてしまったというケースが多々あるのかな、と。
ただデータは省略しているけど、非正規の労働力人口はもりもり減っている。しかし正規はそれほどでもないんだよね。つまり雇用の需要調整に非正規が切られた、という話に過ぎないとの結果となっている。
先行する記事でも触れているけど、居酒屋などの外食では今後も厳しい状態が続くし、それに伴う解雇も増えるので、この辺の値はますます大変なことになっていくんじゃないかな。
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