総務省|デジタルサイネージを活用した災害関連情報の伝達に関する実証 https://t.co/PUUkF85lOb pic.twitter.com/IMa09Wb01m
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) October 30, 2020
大型の液晶パネルやプロジェクタなどを用いた広告、デジタルサイネージ。元々直訳すると電子看板ってことなんだけど、そのまま表現した方が分かりやすいかもしれない。それを使って災害時の避難誘導情報などを不特定多数の人に公知しようという試みが実施されるとのこと。
実のところオリンピックが近づいているとか(正直、個人的には実施はムリだとは思うけど)、外国人観光客の増加を受け、日本語がよく分からない人にも緊急情報の類を掌握できるようにしなきゃ、という意味合いが強いようだ。
ただこれって、やはり表示時間の問題が生じると思う。実験では日本語と英語の10秒ごとの切り替えと、日本語・英語・中国語・韓国語の10秒なり5秒なりごとの切り替えが行われるようだけど、前者はともかく後者は表示言語種類が多すぎて、特定対象言語の表示までに時間がかかり、かえって情報伝達が遅れてしまう。
日本語しか分からない人が日本語のメッセージ表示直後に気が付いて目をやった場合、再び日本語での表示が行われるまでに30秒はかかることになる。その30秒が許容されるような緊急性、内容の情報なのか否か。そもそも論として言語とは何のためにあるのかまで考えてしまう話ではある。
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