「コンクリートを人へ」

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少し前に「コンクリートから人へ」という一見素晴らしいフレーズのようで、よく考えてみると短絡的なものでしかなく、扇動ワードとしては非常に優れているけどそれ以上のものではないという感じのものが流行ったけど、こういうアイテムがありますよ的なものがアマゾンで見つかったので、ちょいと覚え書き。

海岸などで見られるテトラポットの手のひら版。本当はコンクリート製の人形がよかったのだけど、さすがにそれは見つからず。石材店あたりに行けば玄関に置くような彫像がありそうな気もするのだけどね。

結局のところコンクリートは人の生活を豊かにするために作られたものだから、主従を入れ替えるのは問題だけど、ないがしろにしたり、打ち捨てたりするものじゃない。そんな行為はまるで、焚書坑儒と同じようなものだ...って、今になってようやくもやもや感というか既視感の正体が分かった。「コンクリートから人へ」って焚書坑儒と同じなんだな。

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このページは、不破雷蔵が2020年11月 2日 06:59に書いた記事です。

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