Netflixとかがやってる一挙配信とかにも近い考え方かも。まとめ買い、まとめ見勢がいまアツい。
— 竹村響@自由人 (@pinkkacho) October 21, 2020
「鬼滅の刃」の映画が無茶苦茶ヒットしている実情は、色々な理由があって、個人的には新型コロナウイルスの流行が大きく影響しているのではないかと思うのだけど、それはさておくとして。いくつか特異な状況がプラスに作用したという分析があり、納得のいくものだったので、覚え書きとして。
一つはすでに作品が完結しているということ。一挙配信とかまとめ読みができる環境下での展開というのは、これまでにもプラスに作用するという実例があったようだ。明確な理由は見出しにくいけど、どのみち映画は断片的なものでしかないのだから、それを見た後の補完とか余韻をよいものにするとか、もっと見たい知りたいという欲求に応えられるかどうかということなのだろうかな、と。
いつ完結してすべてを知ることができるのか分からない不安を抱えるよりは、すでに終わっているのを一気読みすることができる方が、高いテンションを維持できる。単作品でも面白いものは面白いに違いないけど、すでに最後まで決まっているとなれば、魅力がプラスされるのには違いない。銀河英雄伝説とか、三国志とか。佐藤大輔先生の作品なら「征途」をまずは読むべきだ、とか。
映画『鬼滅の刃』観客動員数1000万人突破 公開16日間で煉獄役・日野聡「よもやよもやだ!」https://t.co/Ra4gg6EmwE @ExciteJapan
— 松田未来 コミティア134参加 新作「翼駆人アラン」! (@macchiMC72) October 31, 2020
1000万人突破ですか、手がつけられなくなってきた。深夜アニメから始まって、仕掛けにTV業界の手法が入っていないネット出身の巨大ヒットはどこまで行くのか。
一方通行のTVから始まったけど、本格的に火がついた時に効力を発揮したのは「いつでもどこでも観れる」ネット配信の幅の広さと許容力。ここで判断を間違ったらこうはならなかった(特定の配信サービス限定とか)
— 松田未来 コミティア134参加 新作「翼駆人アラン」! (@macchiMC72) October 31, 2020
客の都合に合わせたことが思わぬ爆発を招いたと思う。
電子書籍も、WEBマンガも閲覧を限定有料化したり、特定のサービスのみの配信でしかなかった頃はいまいち伸びなかった。マイナー作家でも目に見えて利益が入るようになったのは配信サービスの選択肢が増えたことと、無料試し読みの手段とチャンスが増えたから。
— 松田未来 コミティア134参加 新作「翼駆人アラン」! (@macchiMC72) October 31, 2020
すでにNETFLIX系が始めているが、TV放送にはこだわらない形のアニメ作品展開はこれから増えていく一方だと思う。ネットでブレイクしたものをTVでもかけさせていただくという例は珍しくなくなるのだろう。
— 松田未来 コミティア134参加 新作「翼駆人アラン」! (@macchiMC72) October 31, 2020
似たような意味合いとしてはネット配信で浸透しやすくなったという指摘がある。電子書籍やウェブ漫画も似たような傾向があるらしい...ってこの類は以前から何度か指摘していたけど、数量的なものがそれぞれの出版社とかウェブポータル内部でのみの共用で社外秘扱いされているから、本当にそれが正しいのかとかの立証が難しいんだよね。恐らくは多面的な意味でのロングテイルが発動しているのだとは思うのだけど。
ただこの類の話って、数量化が難しいので、狙って火をつけることは事実上困難。色々と種をばらまいて、一つ二つ芽が出れば御の字、ということになるんじゃないかな。芽が出やすいような仕組みはいくつか確立できるのだろうけど。
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