『歳をとったら我々も演歌を聴くようになる』て話が、実際は『我々が聴いている音楽が「演歌」と同じ扱いになる』て事実 - Togetter https://t.co/jk0o5MXxGH @togetter_jpより
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 5, 2020
公的機関の調査における年齢階層別の傾向などでもしばしば指摘している話だけど、古臭いとか昔ながらのと呼ばれるようなものの多くは、単純に古い新しいではなく、特定の世代が固執するものが高齢層にシフトしたことで形成されるのではないかというもの。つまり今「演歌」と呼ばれているものは単に古いからではなく、その歌がメジャーな歌謡曲として流行っていた時代の人達が、年を取ったのでいかにも高齢層が好むようにイメージされ、演歌と呼ばれているまでの話。
だから例えば後数十年もすれば、いわゆるアニメのテーマ曲とか初音ミクの初期の歌とかも、今現在の演歌のようなポジションにシフトしてしまうかもしれない。ただそうなると、今の演歌はいったいどのような扱いを受けるのだろうか。歴史的名曲として一部が残るまでで、後は廃れてしまうのだろうか。リバイバルとかで蘇ることがあるぐらいで。
同じような話として、盆栽などが挙げられる。高齢層の楽しみとして盆栽はよく使われるキーアイテム。あれは力も要らずにあまり移動をせずに済むものだからってのも大きな理由ではあるけど、同時に現在高齢層に当たる世代にとっての人気の趣味がそのまま継続しているだけなのかもしれない(回顧主義的にやっているのも合わせ)。となると、将来はファミコンとか古いアーケードゲームとかガンプラが...ってその類の話は実のところすでにあったりするな。
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