連載終わった理由を憶測で好き勝手に書いた記事がトレンド入りしてて、きちんと良質な情報をWebに残そうとライターやブログやってる身としては辛い。悪の卑怯な手段に屈する主人公感がある...
— karzusp (@karzusp) November 7, 2020
雑誌掲載ならばその雑誌というプラットフォームで情報の品質や確からしさを判断できるけど、ウェブに載ってしまうと、さらにポータルに転送されると、一般の新聞報道と同レベルの品質や正確度の情報として広まってしまう悲しみ。https://t.co/7ppzrAVMgV
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 7, 2020
具体的にどの記事を指すのかは明言しないのがせめてもの矜持的なものではあるけれど。流行っている対象を取り上げればどんなものでも注目され評価されるので、猫も杓子も状態になっている状況では、酷い内容のものも多々出てくることになる(困ったことにこういうスタイルを推奨する編集サイド、雑誌界隈は多い。内容はどうでもいいのでとにかくビッグウェーブに乗れといわんばかり)。
で、そういう類の記事は多分にゴシップ誌だったりネタ系の週刊誌のものだったりするのだけど、紙媒体として掲載されている状態ならともかく、ウェブ上に転送されるとたちの悪い問題が発生する。大元の紙媒体の上での掲載なら、その掲載紙自身を手に取るか否か、媒体の本質はどのようなものかをリンクして認識できる。R18の棚におさめられている、表紙も雑誌名も他の作品もR18なものであれば、該当作品はR18かその類のものだというのは容易に分かるし、それを知った上で読み解くことはできる(たまにそれ単独なら十分に非R18なものもあるけど)という感じ。
けれどウェブ上に掲載されると、例えどこそこの雑誌掲載ということが記事タイトルにあったとしても、ウェブ上の記事としてのみの認識で、具体的にゴシップ誌とかネタ系の週刊誌のものであるという認識、リンクした上での判断が難しくなる。ましてやポータルサイトに転送されてしまえば、そのポータルサイトの権威すらカバーしてしまう。R18の作品が掲載雑誌ではなく単品で一般のサイトに掲載されてしまうようなものだ。
そして大抵においてはその類の記事の方がアクセスは集まりやすいので(何しろ元々インパクトのある話だし、掲載誌のフィルタはかからないし、ポータルサイトの権威すらゲットできている)、上位表示はされるし、高い評価も受ける。検索エンジンもその類の記事を高評価する傾向が強い。指摘もされているけど、真面目にやっている書き手などはツラいし、正直者が馬鹿を見ているようで、馬鹿らしくなってくるのは否定できない。
どうにかならないものかなとは思っているのだけど。
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