今朝の朝日新聞に全面広告,「次亜塩素酸水溶液は空間噴霧が可能」「人体に安全で無害」 pic.twitter.com/B0UElD6gC1
— Haruhiko Okumura (@h_okumura) November 10, 2020
次亜塩素酸水溶液の空中噴霧についての厚労省の見解はこちら
— 勝俣範之 (@Katsumata_Nori) November 11, 2020
「次亜塩素酸水」の空間噴霧で、付着ウイルスや空気中の浮遊ウイルスを除去できるかは、メーカー等が工夫を凝らして試験をしていますが、国際的に評価方法は確立されていません。https://t.co/H8sWcVAlY7
なお、ウイルスを無毒化することを効能・効果として明示とする場合、医薬品・医薬部外品の承認が必要です。現時点で、「空間噴霧用の消毒薬」として承認が得られた次亜塩素酸水はありません。
— 勝俣範之 (@Katsumata_Nori) November 11, 2020
当方は新聞を取っていないので実物は見ていないのだけど、もし仮に見ていたらどうなっていただろう。スキャナで取り込んで大披露しながら罵詈雑言をぶちまけていただろうか。記事にして意見広告への意見記事でも書いていただろうか。鼻紙にしてゴミ箱に捨てていただろうか。丸めて靴に押し込んで湿り気取りとして使っていただろうか。
それはさておくとして。先日の朝日新聞に一面使って堂々と「次亜塩素酸水」の空間噴霧を推奨する文面が掲載されていたという事実に少々腰を抜かす。新型コロナウイルスの流行直後のバックナンバーかと疑ったけど、日付は2020年11月11日。昨日。「次亜塩素酸水」については新型コロナウイルスの流行直後に色々と出回ったネタの一つではあるけど、結局は役に立たないどころか有害なものとなるということで、アウト判定が出されている。例の首からぶら下げて除菌しちゃおうプレートと同じぐらい、いや危険度ではそれ以上のデンジャーアイテム。
それを推奨するがごとき文面をあれだけ大胆に載せるとは。さすがクオリティーペーパーを自称する朝日新聞。
意見広告とかインタビューとか取材とか。よくやる手口です。https://t.co/zJYvlBSxfT
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 11, 2020
朝日新聞は金の為なら厚生労働省に否定されたデマも広告に載せるから駄目。 https://t.co/81yHEDo3Xy
— JSF (@rockfish31) November 11, 2020
多分にお金がゲットできるから掲載したのだろうし、その掲載の際の倫理的なガイドラインに関しても直接の記事ではなく意見広告とかインタビューとか取材とかレポートという形でスルーしているのかあくどいやり方に違いなく。何か追及されても「自分達は単に載せただけであり主張はしていないから自分達の責ではない」という言い逃れができると思っているのだろうか。
要は朝日新聞がこの類のものを載せるぐらいに、公共性やら社会性というものを損なってしまっているという証ではあるのだろうな、と。これが「広告だから問題ない」とするのなら、反社会的組織が金を出して反社煽動なり犯罪的な情報を喧伝することがよしとされてしまう。それは新聞という「社会に必要とされる存在」と自称している組織・機関に許されるものだろうか。
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